見知らぬ海から見たことがない船へ。
本当にココはどこなんでしょう……;
…しかも仕事を手伝えと……?
海の遺跡〜サルベージ船 後編
「うっ…… いってぇ……」
「あ、目覚めた??」
殴られた所を痛がるティーダに、こんな時にものんきな。
すると、そんな二人の前に一人の男が立った。
「トソハキル キセノ!(おとなしく してろ!)
男がそう言って ティーダを突き飛ばした。
「いてえんだよ」
少し怒ったような口調で言うティーダ。
「フゾルハモ ミミハ!(うごくなよ いいな!)」
「ま まいった」
「ティーダ だめじゃん……」
手を挙げるティーダに 呆れたように言い、ため息をついた。
その時、船室の入り口が開き、さっきの少女と リーダーらしき男が出てきた。
「コヒコオム アルシンキノ(もちものを かくにんしろ)」
そのリーダーらしき男が言うと、他の二人がティーダとの持ち物を確認してする。
「なんもアヤシイものなんて 持ってないってば……。」
「上に同じ。」
とくに怪しいものを持っていなかったことを確認すると、
二人は元の位置に戻った。
ふと見ると、リーダーの人が変な動きをしている。
泳いでいるような動きだったが、ティーダとは全くわからず。
「全然わかんねえ」
「何が言いたいワケ……?」
とりあえず言いたいことを言った二人。
またリーダーの人が変な動きを。
今度はクロールをしているような動き。
「わかんねえっての!」
「だから何だって……。」
やっぱりティーダ達はわからないらしいですよ…;
「チラハナ!」
男が銃を達に突きつける。
すると、少女が前に出た。
「ヤッセ!
仕事を手伝えば、少しの間世話したげるってさ」
「!」
「おまえ 言葉わかるのか!?」
ティーダの口の利き方が悪かったのか、後頭部を銃で殴られる。
「わかった 働くよ!」
「 で、仕事ってどんな内容?」
が少女に問いかけた。
「海の底に昔の遺跡があるの 今は動いてないけど 多分まだエネルギーが残ってる
もぐって チョイチョイってやれば、遺跡が復活して……
海底に沈んでるアレを 引き上げられると思うんだよね」
「ふーん」
「アレ……ねえ…。」
「じゃあ お仕事がんばろ〜!」
「うーッス!」
そして3人は暗い海の中に入っていった。
しばらく泳いでいると、その遺跡らしきものが見えてきた。
(遺跡ってあれのことかなぁ…?
もっと古〜いイメージあったんだけどな……。)
はそんなことをぼーっと考え、先を急いだ。
途中でピラニアに襲われながらも、なんとか遺跡にたどり着いた3人。
入り口が扉で閉まっていたので、
ティーダが近くにあったスイッチをガンガン叩くと、その扉は開いた。
その中に入ると、もっと広いと思っていたが、以外に狭く目的地(?)もすぐに見つかった。
目的地にたどり着くと、少女が機械をいじって作動させた。
これで任務完了らしく、帰ろうとそのを出たその時。
(タコ……。)
そう、タコの魔物が(もういい。)3人の目の前に出てきたのだ。
逃げられるはずもなく、すぐさま戦闘にとりかかる。
順調に攻撃を加えていく3人。だがそのタコの魔物が後ろの方に行ってしまった。
少女とティーダが顔を見合わせ頷く。
(何をするんだろう…?)
はさっきっから謎だらけです。
すると、ティーダ達はタコを挟み撃ちにし、どんどん攻撃をしていった。
(な〜る、そゆコトね。)
の謎は解けた様子。
そしてタコを倒し、先ほどの船に戻った。
船にあがり、ティーダが首(?)を振って水をきる。
「ティーダ、冷たい…。」
「あ、ごめん…;」
船の人たちが何やら騒いでいる。
「ユミシ ヒクウテイムマッテンキサボ!(ついに ヒクウテイをはっけんしたぞ!)」
「チノルマ サガキアッサ(きろくは ただしかった)」
「ラーセ ボフタッセリチワデコフア(さーて どうやってひきあげようか)」
その人たちと一緒に船室に入ろうとするティーダ。
「トハネマ ホソガ!」
が「多分ダメだよ…」言う前に、男がティーダを突き飛ばした。(また…)
「なんだよ 手伝っただろ!」
「ほ〜らね。」
が嫌味っぽく言う。
「……にしても……」
「『ハラへった〜』でしょ?」
「まぁ……。」
「ティーダの言いそうなことはお見通しだよ。
考えてること、大体わかるからね。」
顔に出るタイプってやつ?と は付け足す。
すると、タイミングよく食事のトレーを持った少女が船室から出てきた。
「おおお! メシ!!」
「どうもありがとう」
と言いって、ガツガツと食べるティーダに、自分のペースで食べる。
「そんなに急いで食べると……」
「んんん〜!!!」
「いわんこっちゃない……」
「あせって食べるからだよ」
はいよっ と少女がティーダに水筒を投げる。
水を飲んで落ち着いたらしく、ティーダが立ち上がる。(そして上に伸びた。)
「なにさ〜?」
急に立ったティーダに、少女が疑問っぽく言う。
「あなたの お名前は?」
「人に聞く前に自分から名乗るのが礼儀ってもんでしょ」
「あ……」
「私は。 で、こっちがティーダね。」
「ティーダにね! わたしはリュック。」
ここで初めて自己紹介を終えた3人。まだ話は続いている。
「ホントに通じるよ〜!!」
の呆れた視線にも気付かずに、ティーダはそのまま話を続ける。
「でも、それなら最初から普通に話してくれよな」
「そんな余裕なかったんだよ みんなチイたちのこと魔物だ〜 と思ってて……」
「チイって…?」
そこでが口を挟む。
「あ チイはキミって意味」
「あんたたち 何者?」
「アルベド族だよ 言葉でわかるでしょ」
ちょっと不機嫌そうなリュック。
「ね キミたち、アルベドギライじゃないの?」
「キライもなにも……知らない」
「同感……。」
またしても同意見な二人。
「どっから来たの?」
「ザナルカンドだよ」
「それがなにか……?」
「オレら そこでブリッツの選手やっててさ
ザナルカンド・エイブスのエース!」
「私は副・だけどね。」
「もしかして頭を強くうつとかした?」
リュックは驚いた顔をしている。
「あんたたちに殴られた」
「じゃあ その前のこと、覚えてる?」
かなりあわてている様子。
そして二人は思いつくままにこれまでのことを話した。
だが、だんだん不安になってきて……。
「私たち……変なこと言ってるの?」
がおそるおそる聞いてみる。
「『シン』近づいたんだ……
だいじょうぶ! きっとすぐ治るよ
『シン』に近づきすぎた人間は頭がグルグルしちゃうんだって
だからキミたちもヘンなユメみたいなの、見てただけじゃないかな」
リュックが説明をする。
「オレたち 病気ってこと?」
「『シン』の毒気にやられたんだと思う」
「なんで?」
リュックがさらに説明する。
「だって……ザナルカンドなんて今もうないんだもん
1000年前に『シン』が暴れて壊しちゃった
だからブリッツボールなんてできないよ」
「え? 1000年前って……?」
さすがのも、驚きは隠せないようだ。
「ちょっと待てよ… オレたち、『シン』がザナルカンドを襲うの見たんだぞ!
あれが1000年前だってのか!? 信じられないってそんなの!」
「それは私だって同じだよ!」
の言葉を最後にし」、3人ともしばらく黙っていた。
「あのさ……」
リュックが口を開く。
「ブリッツの選手なんでしょ? ルカへ行けばなんとかなるかもよ
キミたちを知ってる人、いるかもしれないし
キミたちも何か思い出すかもしれないもんね」
「ルカ?」
「それって…どこ?」
「よ〜し あたしにまっかせなさい!
ルカに連れてってあげるよ!」
B
自信たっぷりに言うリュック。
「……?」
「行きたくないの〜?」
「あ、そう言うワケじゃなくて…」
あわてては修正する。
「じゃ、みんなに話してくるから ちょっとまってて
あ…… それから注意!」
「?」
「ザナルカンドから来ただなんて、人には言わない方がいいよ
あそこはエボンの聖なる土地だから 怒る人、いると思うんだ」
「(なぁ…… エボンって何?)」
「(私に聞かないでよ……;)」
リュックは船室に戻り、甲板にはティーダとだけが残った。
「…リュックが言ったことって本当だと思う?」
「それはわからないけど、リュックが私たちに嘘をつく必要はないと思う…。
それにリュックって嘘つけない性格だと思うなぁ……」
「たしかに…。」
……その時。
船が大きく揺れ、海の中から何かが出てきた。
その「何か」とは …
「『シン』! 『シン』ダルウボ!」
そう、『シン』 。
ひとりのアルベド人がそう叫ぶ。
ティーダとは海に揺れで船から落ち、繋いでいた手を離してしまった。
←Back Next→
---------------------------------------------------------------------------------------------------
……ごめんなさいっ!!!!
なんかヒロインの性格が違う……;
すみません〜;本当に……。
つーか私が書く小説って、台詞から始まってますよね…。
そのへんは大目に見てやって下さい!!
なんか台詞はちゃんとあるんですけど、行動がイマイチよく思い出せない……。
なんつーか、う〜ん、場面の展開が…;
ティーダ:いいわけッスね
作者 :きっ; きびしいッスね……(滝汗)
ここまで読んでくださってどうもありがとうございます!
それでわ!!管理人、逃亡いたしますvv